同時進行

　Mさんロッドの仕上げ削り?接着まで終わりました。先週末2日休んだことで、イロイロ我慢していたことが表面化したのか、月曜日もやる気が起きず、作業は一切できませんでした。やらなくちゃ！と思うだけで、全くからだが動きませんでした。火曜からなんとかやる気を起こして、昨日接着までこぎつけました。

　7'5"の接着が終わった所で、6'6"のグリップ成形。火曜日、↑のバットセクションの削りを終わらせた所で、コルクリングを接着し昨日成形、という具合で2本の竿を同時進行させています。
　今日はこっちのラッピングメインで行きます。エポキシコートまで済ませて時間があるようなら、7'5"のフェルールを作ろうと思いますが、ラッピングの準備が整ってないので、思うようには進めないかも。

　ようやくウチの辺りでも、当たり前にガソリンが買えるようになり、昨日震災以来初めて給油して、満タンにできました。明日から4月、地元も解禁しますので釣りが忙しくなります。作業ペースが急激に落ちそうです。けど、これが当たり前。その当たり前の生活の出来るありがたみを噛みしめています。 ^ ^

7642M

No.138
7642M 7'6" #4 2pc 真竹 ノードレス

　去年のハンドクラフト展にノードレスロッドを出品して賞をもらったわりに、その後ノードレスロッドの製作をしていませんでした。スプライスブロックの作り直しとか面倒だったものですから。(^_^;)
　年明け早々にSplashの製作依頼を受けた時に、久々にノードレスで作ろうと思いましたが、ずいぶんと間が空いてますから、上手く作れるか自信がありません。そこで2本同時に進めて、出来の良い方を依頼された竿にすることにしました。つまり、こっちは出来の良くない方の竿ってことになります。(苦笑)
　真竹の#4ロッドは、7'0"バージョンがあって、ほぼテーパーは決まってました。けど、長さが変われば、単に延ばしたり縮めたりすれば良いってことではありません。作ってみないとわからないのです。と言うことで、まずは長い方を作ってみました。
　普段の釣りのスタイルのせいもあって、7'6" #4 ってあんまり作ったことがありません。過去に作った本数も数えるほどです。で、ちょっと自画自賛的ではありますが、過去のどの竿よりも良くできたと思います。5m以内のレンジでも十分竿の曲がりが感じられるのに、20m程度のキャストも無理なくこなしてくれます。ロッド重量も、過去2本（いずれもトンキン）と比べて1割程度軽く仕上がってます。真竹は、パワー不足を補う為にトンキンよりも太くなりますから、竿になってしまうとそれほど重量差はないと思っていましたが、竿が長くなると比重差が大きく影響するのかもしれません。とすると、もっと長い竿をを作ってみるのも面白いかも。

　アクションはかなり気に入ってるのですが、仕上げについては・・・です。3枚目の写真を見れば一目瞭然。スプライス部に見事な斜め線が入っています。ここが一番ひどいところではありますが、他にも数ヶ所目立つ所があります。仕上げ削りで、キレイに削れてない所も多数あり、ノードレスは難しいとつくづく思います。火入れで節が黒ずんでしまう竹があるので、真竹は全部ノードレスで・・・なんてことをチラっと思いましたが、やめておいた方がよさそうです。
　竹竿で7'6"というと長い方だと思いますが、グラファイトの世界では決して長くありません。と言うことは多少藪でも使ってるはず。長いと思い込みがちですが、そんなことは意識せずにいろんな川で使ってみようと思います。
(2011.03)

Splash

No.137
Splash 7'0" #3 2pc 真竹 ノードレス

　栃木のnegishiさんの依頼で製作した1本。テーパーは昨年末に作った7032MFです。7032MFは、ある程度竹竿を使い慣れた人に提案したアクションで、既に何本も竹竿を使っているnegishiさんのような人に使ってもらえたら良いな、と思っていたら案の定製作依頼されました。negishiさんがターゲットだった？（笑）
　ラインを通さずに振るとかなりベナンベナンしているのですが、ラインを通すと思った以上にシャキっとしていて、ルースニングでもこなせてしまうことは、先日の釣行で身をもって実感しています。ま、negishiさんなら難なく使いこなしてしまうのは間違いありません。

　この竿はノードレス（節無し）です。今まで数えるほどしか作っていないノードレスと言うことで、negishiさんにお願いして練習台になってもらいました。2本同時で進めていましたが、こちらの竿はスプライスも比較的上手くいき、つなぎ目があまり目立ちません。ただ、スプライス部は仕上げ削りが完全には出来てなくて、微妙にグルーラインが・・・まあ、作った本人でないとわからない程度ではありますが。
　今回ブランクが色白だったから、と言うわけではありませんが、negishiさんの指定は全体に淡い仕上げでした。ラッピングは、先日完成したばかりの7332と同じでヌードピンクに赤のティッピング、どちらもKIROワールドのスーパースレッドです。フェルールや金具（リールシート金具はKINEYA製）類も黒染めせずシルバーのまま。こういう仕様って、意外と無いように思います。案外目立つ竿になるかもしれませんね。

　震災で思うように釣りに行けませんが、状況が好転する頃には川は盛期を迎えるはず。新緑の中で、名前通りのスプラッシュライズを狙うような楽しい釣りのお供に活躍してもらえたらと思います。
(2011.03)

2本完成

　ノードレスロッド2本完成しました。昨日、この週末は休みって書きましたが、竿の仕上げとか、下塗り程度なら大した作業ではないのでやります。実は2本のウチ1本は、一昨日には完成してましたし。（笑）
　完成した竿については、後で大きな写真を載せます。

　2本完成して、現在製作中は2本。6'6"は今日まで下塗り。7'5"は、今日火入れして明日から仕上げ削りに入る段階ですね。気づけば、来週末は既に4月、地元も解禁してるんですよねぇ・・・状況的に釣りに行けるのか全く不明です。気持ちとしては行きたいのだけど、とにかく車の燃料がなくて川まで行けないのが実情です。今週中に、満タンにすることが出来れば良いのだけど・・・
　ま、そうは言っても、もうそろそろ燃料の補給も届き始めるでしょう。そうなるとテストが忙しくなるので、竿作りのペースは落ちてしまうかも。 ^ ^

ちょいと一息

　新しく始めたMさんロッド（7'5"）は、曲がり直し?荒削りまで終わりました。オーブンに乗せて写真を撮ってるのを見てもわかるとおり、そのまま火入れをする時間も十分ありました。が、火入れをしてしまえば、翌日から仕上げ削りに入らないといけませんから、この週末は完全につぶれてしまいます。
　ガソリンの給油ができないために、家から一歩も出ずにほとんど軟禁状態で竿作りをしてるわけですが、さすがにちょっと息抜きをしたくなりました。そんなわけで、火入れをちょっと待って、この週末は一息つこうと思います。と言っても、ノードレス2本の仕上げと、6'6"の下塗りは、そんなに時間を食いませんからやってしまうつもりですけどね。

スポッ！

　6'6"のフェルール取付が終わりました。普通なら接着後すり合わせして、後の作業に進むのですが、今回のフェルールはオスのサイズが、ジャストの寸法で出来てしまったために、すり合わせしなくてもスッポリと入ってしまいました。最初は「おぉ！ハリキフェルールみたいだ！」なんて喜んでましたが、作り方が違うわけで、勘合部にはバイトの通った痕がそのまま残ってるはず。と言うことは、かなり微妙なところで入ってる訳で、使ってるウチにユルユルになる可能性があります。ま、自分用なので、緩ければオスだけ交換すれば良いと思ってそのまま使っちゃいます。

　先行のノードレスロッド2本は最終塗装の乾燥待ち状態ですし、後発の6'6"も↑のような状況で、すぐに下塗りに入ってしまいます。と言うことで、次のに取りかかりました。今度のは、栃木のMさんの依頼で作る7'5" #4 2pc 竹はトンキンです。Mさんには去年7'0"を1本作りましたが、もう少し長めのが欲しい、けどありきたりな7'6"ではつまらないと言うことで1インチ縮めて7'5"で作ることになりました。
　写真のように割り?節ずらし、バットセクションは、曲がり直しも終わってます。今日中にはティップセクションの曲がり直しも終わります。上手くすると荒削り?火入れまできるかな？

これまた1日遅れ

　6'6"の仕上げ削り?接着まで終わりました。前回の記事の通り作業が出来ていれば、この記事は昨日アップしたはずです。21日にバットセクションの仕上げ削りは終わっていて、22日はティップを削って接着・・・のつもりが、光ファイバー回線工事と、その後のPCのセッティング、そしてYouTube見まくり・・・（苦笑）
　普段接着の時は、余裕が無く、こういうバインディング後の写真はアップしてませんでした。昨日も、仕上げ削り後の状態の写真を撮ってます。で、バインディングが終わった後「別に写真撮る時間くらいブースに入れなくても問題ないじゃん」と気づきました。まあこの辺、ノードレスのスプライス部接着で、接着剤の硬化が思ったよりも緩やかだと言うことがわかったんで、余裕が出来たってことなのですが。

　先行のノードレスロッド2本は、最終塗装が終わって乾燥中です。またチェックしてませんが、余程のミスが無い限り、今週末くらいには完成させられるでしょう。

1日遅れ

　一昨日の記事に、「今日中に次の竿の仕上げ削り?火入れまで終わるだろう」なんて書いてましたが実は出来てませんでした。理由はありません。なんだかやる気が起こらなかっただけです。地元の寄り合いとかがあったことはありましたが、それ以外に時間はたっぷりありましたからね。
　と言うことで1日遅れで、昨日荒削り?火入れまで終わらせました。今日は、スクレッピング?仕上げ削りに進みます。6'6"ですから、削りに要する時間は多くないとは思いますが、さすがに今日中には終わらないでしょう。明日中に接着までできたら良いかな。この竿のフェルールは先に作っちゃってますから、ブランクが出来ちゃえば一気に進むと思います。震災から10日経って、そろそろ燃油の補給が来そうな雰囲気です。そうなると釣りも忙しくなるので、その前にある程度仕上げてしまいたいですね。

見た目は別として

　夕べも大きな余震がありました。ウチのアタリは震度5前後。モノが落ちたりして結構怖かったです。製作中の竿も、万一上から何か落ちてきても、竿そのものが落ちても大丈夫な場所に移動させておきました。幸いその後の余震は大きなモノではありませんでしたが、なかなか安心できません。

　と言うことで、2本とも1回目のエポキシが終わりました。今日明日で2回目のエポキシを乗せたら、仕上げのディッピングをして完成となりますが、ディッピング後の乾燥ブースの電力のことを考えるとどうしたものか・・・と悩んでしまいます。今日は暖かいけど、朝夕はまだまだ寒いので常温では無理です。ヒーター使うとなると24時間稼働だし・・・震災の状況を見ながらどうするか考えることにします。

　ところで、7'6"のエポキシ硬化したところで、さっそくラインを通して振ってみました。ラッピングにはちょっと不満が残りますが、アクションは狙い通りでした。5m以内のレンジでも十分竿の曲がりが感じられるし、20mのキャストもこなしてくれる。振っても釣っても楽しい竿になりそうな予感がします。ちょっと距離を出すとテイリングが出やすくなるので、もしかするとティップをもう少し太くした方が良いのかも知れませんが、そこは川で釣ってみてからでないと結論は出せません。早く、当たり前に川で釣りの出来る状態に戻って欲しいモノです。

心の乱れか・・・

　一昨日にに引き続き、昨日もラッピング。ノードレス7'0"もラッピング終わり、先ほどエポキシコートを済ませました。
　7'6"のエポキシコートをしてみて、予想外にラッピングのすき間が多くてガッカリしました。震災の関係もあり、いつも通りの作業環境ではないことも一因とは思いますが、やはり精神状態が不安定だったのかな、と思ってしまいます。
　7'0"の方は、写真の通りメインのスレッドがピンクですから、エポキシ後はほとんど色が無く、巻きムラは目立ちません。もしかすると、1日違うことでだいぶ落ち着いてきたのかもしれませんが。

　2本同時進行でラッピング?エポキシをしてますが、ドライングモーターは1台しかありませんので、1日交替でエポキシコートをすることになります。今日は7'0"の1回目、明日は7'6"の2回目と言った具合です。ある程度暖房が出来るなら、昼間に1本、夜?翌日の朝で1本という具合に作業できるのですが、現状ではそれをする意味は無いと思ってます。

　と言うことで2本ともラッピングが終わりましたので、そろそろ次の竿を進めます。次の6'6"#3は曲がり直しまで終わっていますので、今日のウチに荒削り?火入れまで済ませることができるはず。

作業再開してます

　11日の震災直後から14日夜まで電気が復旧せず、作業のほとんどが出来ない状況でした。作業場は多少モノが倒れたりしてましたが、被害は無いに等しい状況でしたので、インフラさえ整えば普通に作業をすることは可能です。
　現在進行中の竿は、ノードレスロッドが2本（7'0"と7'6"）と、この前から始めた6'6"です。ノードレスロッドは、下塗りまで終わっていましたが旋盤が動かせないのでコルクリングの穴空けや成形ができませんでした。電気の復旧を待ってコルク接着?グリップ成形し、7'6"の方はラッピングが終わった所です。
　この後エポキシコートをしますが、ドライイングモーターを回すにも電気がなければ使えませんでしたので、電気の復旧は本当にありがたいです。茨城は被災地ということで、計画停電のエリアから外されているのでモーターが途中でストップしないことも助かります。もちろん、無駄な電気を使うつもりはありませんので、不要な電気は一切使わないようにしています。

　余震は続いてるし、原発のニュースもあり、なにかと不安な日々を送っている訳ですが、だからといって自由に出歩けるほどの燃料も無し。そんな落ち着かない気持ちで居るのなら、できることから竿の作業を進めた方が気が紛れるってものです。


　ノードレスロッド2本のグリップです。左が7'0"のグリップですが、成形してみたら大きめの穴が出てきてしまったので、木工ボンドにコルクの粉を混ぜて穴を塞ぎました。この後、改めて成形してからラッピングに進みます。

　7'0"用のガイドです。
ガイドフットの加工は、電気が無くても出来るので、停電中の日中明るい時間に済ませていました。しかし、こうやってみると、竿作りも電気が無くては何にも出来ないことが良くわかります。まだ気温が低いので、乾燥ブースでの保温はとても重要ですが、熱源はやはり電気です。状況が状況ですので、作業時間を調整するなどして、可能な限り電気を使わずに進めたいと思ってます。

　ところで、グリップ用のコルクリングを接着してみたら、そろそろコルクリングの在庫が怪しくなってきました。仕入れ先である、よろずや斎藤商店さんは無事ということですが、オーダーしても物流が復旧してませんから、現状では届くはずがありません。6'6"の次はダブルハンドを作ろうと思っていましたが、グリップで大量のコルクを使うダブルハンドは、ブランクまでは作れても、その先の仕上げは無理でしょう。依頼されてる竿があるので、そちらを優先させた方が良さそうです。

次いってみよ?

　ノードレスロッド2本は、下塗りが終わって、週末からラッピングに入れるかな？って段階。釣果をアップする記事も2つアップしてしまって、もうネタはありません。と言うことで新しい竿に手を付けました。と、ネタのために竿作ってるんかい！と突っ込み期待で書いてみました。（笑）
　次作は、トンキンの6'6"#3 2pc です。#3ロッドについては、真竹で十分という気持ちが強くなっているのですが、次に依頼されてる竿はトンキンで作って欲しいというリクエストです。6'6"#3のトンキンバージョンは、今のところ納得の竿が出来ていないのでいきなり作るのは不安。この前作った7332のテーパーも「もう少し」って状態でしたので尚更です。
　過去に6'6"#3は数本作っているので、改めて振ってみましたが、まあ正直どの竿も今の自分のテイストには全く合いません。つまり全く参考にはならないってことです。(^_^;)　と言うことで、7332のテーパーを調整して作ることにしました。今度は納得できる竿になると良いなぁ。

　昨日の時点でバットセクションの曲がり直しまで終わりました。#3ロッド用という割りに太めに割ってしまったので、ちょっと苦労してます。って、このところノードレスで曲がり直しをしてなかったからか？


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No.129 7032MF

7032MF 7'0" #3 2pc 真竹



　こちらも栃木荒川C&Rでの釣果。この日は気温上昇に伴って魚の活性も上がったようで、ドライを結ぶチャンスもありました。
　真竹の#3ロッドは、ある程度テーパーが決まってきたため、少しアレンジしたテーパーを考えたのがMFです。素で振るとかなりベナベナしてるのですが、ラインを通すと意外とシャキっとしている竿だと感じていましたが、実釣では、素で振った状態からは想像も出来ないくらい、普通に釣りの出来る竿でした。ドライを結んだ時のループの出来方を見て、これなら藪沢でも十分使えそうだと感じました。ハイシーズンに地元の川で使うのが楽しみです。
　写真の魚は20センチ程度ですが、かなりバットから曲がっていましたので、尺なんかかかかったら大変なことになるでしょう。まあ、そういうスリリングなやりとりを楽しめる人向けの竿ってことですね。

　試しに作ってみたら、なんだか楽しい竿になってしまいました。今年のメインロッドになりそうな予感・・・ ^ ^

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No.135 7343

7343 7'3" #4 3pc



　解禁直後の荒川C&Rでさっそくテスト釣行。状況的にルースニングのみの釣りでしたので、竿のアクションを確認するには、ちょっと片手落ちと言った所です。
　それでも何となく竿の感じはつかめたかな？完成直後に感じたミドルが硬過ぎる？と言う感覚は、実釣ではあまり感じず、むしろ軽快でシャープなアクションに感じました。だからといって、竿全体が硬いということではありません。グリップの前からしっかりと曲がってくれるのに、ラインさばきとかも無難にこなしてくれる、なかなか使い勝手の良い竿になったように思います。
　まあ、↑にも書いたような状況ですので、オッケーサインを出せるかどうかは今の時点ではわかりません。荒川は比較的ラインを出せる川ですので、逆に藪沢で釣ってみたり、ドライフライを使って釣ったりと一通りやってみないと判断できませんね。と言うことで、今シーズンは使い倒すことにします。（笑）
(2011.03)

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同時に名入れ

　ノードレスの2本は、フェルールのすり合わせが終わり、ネーム記入まで終了。って、そんなもん1時間程度の作業で、わざわざ記事にするほどじゃないのです。昨日は朝イチから夕方まで出かけっぱなしだったのと、夕方以降強烈な睡魔に襲われ、何も手に付かなかったので、これしかできませんでした。（苦笑）

　3月に入り、フィールドテスト（と言う名の釣り）が忙しくなってきました。僕は、簡単な作業予定表を作って作業をしてます。複数本進める場合は、時間を取られる作業（仕上げ削りとか）に別の作業が重ならないように工程を組んで進めるわけです。ところがテストが始まると予定表がガッタガタ、何しろ釣りは天気次第ですからね。週間予報をチェックして釣りに行く日を決める?そこから逆算して作業を決める。けど予報が変わると日程変更→作業工程も変更となり、思ったように進まなくなってしまうんですね。今年は5月のアングラーズクラフト展までは、竿メインでいこうと思ってるんですが、果たして我慢できるのでしょうか？（笑）



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頑張ったのだ

　昨日は頑張りました。何しろこれから釣りに出かけてしまいますから、その分まで作業しちゃった感じです。
　まずはフェルールの製作。ノードレスロッド2本分のフェルールで2セット。この次に作る竿用に1セット。と言っても、小さい方のオスは、ずいぶん前に手違いで作ってそのままになっていたヤツで、研磨だけして終わりでしたが。
　最近は手順に慣れたせいか、「次はこうやってあーやって」みたいなことをいちいち考えないうちに次の道具に手が伸びる感じです。特に慌てずに作業して、オスが30分、メスが50分くらいで作れるようになりました。あ、セレーション加工は別ですよ。

　で、出来たフェルールをブランクに接着。後発の竿は、前日接着したばかりですから、バインディングを外して表面を研磨後の作業です。
　フェルール製作で約5時間、ブランクの研磨とフェルール取付で2時間強。トータルすると8時間近く作業してました。間に近所の寄り合いに参加したりしたもんだから、残業（？）しちゃいました。（笑）

　と言うことで2本のノードレスロッドを並べてみました。一応スプライスヶ所を揃えてありますが・・・このサイズの写真じゃわかりにくいですよね。（笑）
　竹は違うのですが、並べてみると結構似た色合いです。火入れの温度を少し変えてみたせいもあり、後発の方は端部が少し濃く色が付いて、その分スプライス部が目立つようになりました。が・・・パッと見ただけではわからないかもしれませんね。
　と言うことで、今日は釣りに行ってしまうので作業はお休みです。明日以降ですね。 ^ ^


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2本目も接着完了

　2本目のノードレスロッドも接着終了しました。
↓の記事で、2本目は何かとアラが目立つと書きましたが、ティップセクションの仕上げ削りでも、やはり不手際がありました。数ヶ所のスプライス部で刃に引っかけて、深く削れすぎてしまいました。ブランクにわずかではありますが、すき間が開いてしまいそうです。ノードレスロッドですから、スプライス部はどうしても注目されるわけで、そこにすき間が開いてしまっててはねぇ・・・(^_^;)
　1本目の時は、そう言う現象が起きると刃を替えていたのですが、2本目になると気が抜けるのか、切れない刃のまま削ってしまって結果ミス・・・わかってるはずなんだけどなぁ。

　それはそれとして、接着まで終わりましたので、今日は先行の竿の分も含めてフェルールの製作?ブランクへの取付までできれば良いなと思ってます。何しろ明日は釣りですから作業はできませんからね。（笑）



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う?む残念

　昨日は解禁釣行してしまったので、作業は一昨日のものです。これは、仕上げ削りに入ってるノードレスロッドのバットセクションです。見ての通り見事にスプライスの線が出てしまいました。これは、接着面が斜めに削れてしまったせいですね。理由はわかってます。が、それを説明すると長くなるので割愛します。（笑）
　接着の段階で「ここはすき間が開くな」とわかっていましたが、こうなってみると悲しいですね。まあ、全てこうなってる訳じゃなく、ここともう1ヶ所（そっちはあまり目立たない）だけですので、我慢して仕上げることにします。1本目は慎重に進めたから良かったんですが、2本目は慣れたせいもあって、ちょっと適当になってたんでしょうねぇ。前に作った時も1本目はキレイに出来たけど、2本目は失敗しました。そういうことなんでしょう。（苦笑）

　今度の竹は、火入れの具合なのか微妙な色づきで、こんな風につなぎ目で色が違ってる場所もあります。よりによって、グリップ直前がこうなってしまって、かなりガッカリです。こればかりは竹の問題ですからどうしようもないのですが、できるだけつなぎ目は目立たせたくないんですね。中途半端に目立っちゃうなら、逆に焼いてしまった方が良いかも。今度フレイムフィニッシュのノードレスやってみようかな。
　ちなみに今回は、長さがギリギリってことで、つなぎ目はずらしてません。隣の面にもスプライスしてるのが見えると思います。

　昨日は釣りに行ってしまったので、ティップセクションはまだ削ってません。今日は仕事で出かけてしまうので、削り終えるのは明日になってしまうかなぁ。


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筋肉痛

　2本目のノードレスロッドのスプライス加工?接着まで終わりました。
削る長さ、量は普通に仕上げ削りするのと比べたら全然少ないのですが、背筋を良く使うようで普段は筋肉痛なんか出ない背筋に筋肉痛が出ました。と言うか、削ってる最中も背中がツラクなって、途中休憩を入れないと作業継続できませんでした。まあ、要するに歳だろうって話なんですけどね。（苦笑）
　削る時に踏ん張るからか、今朝起きてみたら股関節あたりの筋肉にも軽い痛みが・・・柔軟性不足と運動不足が理由なのはわかってるんですが、なかなかストレッチとかやる気になれないんですよねぇ・・・ま、今日から渓流解禁ですから、冬場動かなかった分川歩きで体力を取り戻すことにしましょう。（笑）

　削りであちこちに筋肉痛が出ましたが、接着では手先に筋肉痛が。(^_^;)
今回も1本当たり3ヶ所×12本で36ヶ所の接着を手巻きでバインディングしてますからね。こういう苦労を考えると、普通に曲がり治しした方が楽だと思っちゃいます。ノードレス専門でやってる人には頭が下がります。
　前作での接着時は、バット側とティップ側で接着剤の調合を分けました。接着にかかる時間が2時間くらいありますから、硬化がドンドン進んでしまうだろうと思ったからです。今回も、同じようにやるつもりでしたが、1回目に調合した接着剤を使い切ってからでも良いだろうと、作業を進めたら結局全部接着できちゃいました。調合から作業終了まで1.5時間くらい。だんだんと粘度が高くなっては来ましたが、塗布できないような状態ではありませんでした。
　気になったので、朝イチで後半に接着したスプリットをチェックしてみましたが、特に接着不良を起こしてる様子はありません。今使ってるユリア接着剤は、硬化時間が早く6時間くらいでほとんど固まってしまいます。そのうちの1.5時間というのはかなり長い時間だと思うのですが、案外平気なものですねぇ。そう考えると、ブランクの接着にかかる時間なんか、今回の作業から比べたらかなり短時間ですから慌てる必要は全く無いということですね。



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