
答えはスプライスブロックでした。もったいぶるほどのモノじゃないですね。 ^ ^
適当な板に、ベニヤに角度を付けて削ったものを木ねじで固定して、もう1枚の板でサンドすれば完成です。スプリット固定用のボルト穴は、2枚を揃えたらクランプして、一気に貫通させます。こうすればずれませんからね。スプライスの角度や、ブロックの寸法などはギャリソンさんの本を参考にしました。

さっそくテストしてみました。スプリットを挟んだ状態。このブロックの構造上、スプリットの幅が広いほど、スプライスする長さが長くなります。このくらいの幅だと15センチくらいになります。

試しに削ったスプリット。接着面はそれなりに直線になっているので、練習用としては十分でしょう。

ということで、さっそくスプライス用のスプリットを用意しました。竹はもちろん真竹です。真竹は節の処理に苦労してますので、ノードレスという可能性を検証する意味でもあるのです。まだ、どんなテーパーで作るか決めてませんが、接着後の長さを1200ミリ程度とすると、1スプリットあたり、4本使う必要があります。ということは、1セクションあたり4本×6=24本必要になると言うことです。竿1本分だと48本ですね。ほんとなら、シミやキズのないスプリットだけを選べば良いのですが、まずは練習ってことで、割った竹全部使うことにしました。
長さは40センチちょっと。スプライス長が15センチくらいですから、両端をスプライスすると、残りは10センチくらいしかありません。まあ、仕上げ削りをやってスプリットの幅が狭くなれば、斜めの部分は短くなりますが。
この長さですから、割りは簡単です。節を最初から飛ばしてるので、曲がり直しは不要かと思いきや、良く見ると曲がってるスプリットが結構あります。短くしてしまったスプリットの曲がり直しは苦労しそうです。
普通の作り方なら、この後曲がり直し?荒削り、火入れと進むわけですが、スプライスした接着面が火入れで剥がれてしまっては困りますので、この状態で火入れをして、その後曲がりを直してスプライスに進むことになるでしょう。
ここでちょっと問題が。今使ってるオーブンは、荒削りした6本のスプリットを束ねて入れるサイズですので、これだけの量のスプリットをいっぺんに入れることは出来ません。かといってバラバラに入れたら色が変わってしまいそうです。と言うことで、別にオーブンを用意することにしました。と言っても、カセットコンロの上に煙突でも置いて、その熱気で焼こうという、ロッドビルディングでは入門的なオーブンですが。
残念ながら、そういう太いパイプが手元にありませんので、入手後火入れ、そしてスプライスに進みたいと思います。上手くいけばノードレスバンブーができますが果たして上手くいきますか・・・
頑張って作ってるじゃんと思っていただけましたら、
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