
モーター側です。今回は1枚の板に3つのモーターをセットしました。今までは、1つのモーターと2つのモーターに分かれていました。まあ、モノによって組み合わせることが出来たのは便利と言えば便利でしたが・・・やはり横幅がありました。今回は幅200ミリ×高さ300ミリくらいの大きさで、だいぶスリムになりました。これなら、乾燥用のブースも少し狭くすることが出来るかも。(容積が小さいほど熱源が少なくて済みますからね。)
肝心のブランク固定のチャックは、塩ビキャップです。一番上のアルミのチャックは、レオンクラフト製のもので、これは元々使っていたヤツです。

裏側にはスイッチ付きのテーブルタップをぶら下げてあります。このスイッチでモーターのオンオフをします。

見本になったレオンのチャックです。モーター取付部も一体で作ってありますので、横からネジを締め付けるだけでモーターに取り付けられます。ただ、ネジ位置の都合で、↑の写真の用に、上側をえぐってやらないと締め付けができません。
ちなみに、このチャックは廃盤になってしまったようで、HPを見ても出てませんね。

で、こっちが今回自作したチャックです。塩ビパイプ用のキャップの横に穴を空け、ナットを埋め込んであります。そのナットに蝶ボルトを合わせてあります。レオンのボルトはプラスチック製なので、そのままブランクやフェルールを締め込んでも大丈夫ですが、こちらは金属のネジなので、マスキングしてからでないとキズが付いてしまいますね。ゴムのカバーとかできると良いのだけど・・・
固定にちょっと気を使いますが、材料費がとてつもなく安くできましたので、そのくらいは我慢するとします。モーターへの固定パーツを入れても¥100にもならないのでは無いでしょうか?(もちろん、旋盤があればこそですが。)

モーターとの取付には悩みました。
真鍮棒の片側にモーターの軸径の穴を空け、横からタップでネジ切りしてイモネジで固定できるようにし、反対側はボルトで固定できるようにネジ切りして、塩ビキャップごとボルトで固定する方法をとりました。
イロイロ考えた割りにはシンプルな構造になりました。でもこうなるまでずいぶんと悩んだんですよ。

ブランクの受けです。モーターの位置に合わせて切り出して、V字状にブランクの受けを付けました。モーターを横方向にずらしてあげることで、こちらも1枚の板で作ることが出来ます。写真は切り出しただけですが、この後フェルトを貼り付けました。
試しにブランクを回してみましたが、特に問題もなく動きましたので、次回作から活躍してくれることでしょう。
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